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腰痛に悩むあなたへ──タイ古式マッサージという選択肢
朝起きたとき、腰に鈍い痛みを感じる。
デスクワークを続けていると、じわじわと腰が重くなってくる。立ち上がるときに「イタッ」と声が出てしまう──。そんな慢性的な腰痛に悩まされている方は、決して少なくありません。
日本では成人の約8割が一生のうちに腰痛を経験するとも言われており、現代人にとって腰痛は切実な問題です。整形外科や整骨院、マッサージ店など、さまざまな選択肢がある中で、近年注目を集めているのが「タイ古式マッサージ」です。
2,500年以上の歴史を持つこの伝統療法は、単なるリラクゼーションではなく、身体の根本的なバランスを整えることで腰痛の改善を目指すアプローチとして、多くの人々に支持されています。

タイ古式マッサージは「世界一気持ちいいマッサージ」とも称され、独特のストレッチと指圧を組み合わせた施術が特徴ですよ~
洋式のマッサージとは異なり、床に敷いたマットの上で服を着たまま受けられるため、初めての方でも抵抗なく体験できるのも魅力のひとつ。
特に腰痛に対しては、筋肉の緊張を和らげるだけでなく、骨盤や姿勢のバランスを整えることで、痛みの根本原因にアプローチできる可能性があります。本記事では、タイ古式マッサージがなぜ腰痛改善に効果的なのか、そのメカニズムを詳しく解説していきます。
腰痛の原因を知る──なぜ腰は痛くなるのか
腰痛の原因は実に多様です。
急性の腰痛、いわゆる「ぎっくり腰」は、重いものを持ち上げたり、急な動作をしたりしたときに起こりやすいもの。一方で、慢性的な腰痛は日常生活の中で少しずつ蓄積された負担が原因となることが多いのです。長時間のデスクワーク、スマートフォンの使用による姿勢の悪化、運動不足による筋力低下──これらすべてが腰への負担を増やし、やがて痛みとして現れます。

特に現代人に多いのが、骨盤の歪みや筋肉のバランスの崩れによる腰痛です。
腰痛と深い関わりがあるのが、実は「おしり」の筋肉です。おしりには片側だけで9種類もの筋肉があり、その中でも大殿筋と中殿筋は腰痛に大きく関係しています。
大殿筋は骨盤を支える土台となる重要な筋肉で、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢が続くと、この筋肉に負担がかかり血流が停滞します。すると疲労物質がたまり、筋肉がこり固まってしまうのです。この状態が続くと、骨盤を通してつながっている腰の筋肉にも影響が及び、腰痛を引き起こす一因となります。


あと「利き尻」という言葉は聞いたことがありますか?利き手があるように、おしりにも体重をかけやすい側があります。座るときに無意識に左右どちらかのおしりに体重が偏ると、骨盤も一緒にそちらへ傾斜し、背骨も傾いてしまいます。
このアンバランスな姿勢が腰の筋肉に負担をかけ、慢性的な腰痛の原因になることがあるのです。脚を組んで座る癖や、モデル座り(両脚を揃えて左右どちらかに流す座り方)なども、利き尻を作り出す要因となります。
反り腰が引き起こす腰痛のメカニズム
慢性腰痛の原因として見逃せないのが「反り腰」です。
反り腰とは、腰椎の前弯(腰の反り)が強くなった状態を指します。仰向けで寝たときにベッドと腰の隙間に手のひら一枚分以上の隙間がある場合、反り腰の可能性が高いと言えます。
反り腰になる原因は、腰部と腹部の筋肉のバランスが崩れることです。腰の反りを強くする筋肉が過剰に働く一方で、お腹の筋肉が弱くなってしまうと、相対的に腰の反りが強くなってしまいます。あとは妊娠や急激な体重増加も反り腰の原因となります。お腹が大きくなると、その重みを支えるために腰を反らせた姿勢になりやすいのです。特に同じ姿勢が続く仕事をしている方は、慢性的な腰痛に悩まされやすいです。

女性の場合、ヒールの高い靴を履くことも反り腰を引き起こす要因のひとつですよ。ヒールが高いとつま先や足の前方に体重がかかりやすくなり、身体が前方に傾いた姿勢を正すために腰を反らせてしまいます。反り腰の状態が続くと、腰部を反らす筋肉が過剰に働いて硬くなり、血流が低下してやがて腰痛につながります。
タイ古式マッサージとは──2,500年の歴史が育んだ伝統療法
タイ古式マッサージは、2,500年以上の歴史を持つタイの伝統医学の一部として発展してきました。
その最大の特徴は、体内を流れる「セン」と呼ばれる生命エネルギーの通り道に沿って施術することにあります。「セン」とは、サンスクリット語で「線」を意味する言葉から来ており、目に見えないエネルギーラインのこと。このエネルギーラインが滞りなく流れることで、心身の健康が保たれるという考え方がタイ古式マッサージの基本にあります。

タイの伝統医学では、これらのセンに沿って「プラーナ」と呼ばれる生命エネルギーが流れていると考えられており、このエネルギーの流れが滞ると、体の不調や病気の原因になるとされています。
タイ古式マッサージでは、身体には無数のエネルギーラインが流れているとされ、そのうち特に重要な10本を「セン・シップ」と呼びます。これらのセンを刺激・解放することで、エネルギーの流れが整い、身体の不調を改善すると考えられているのです。例えば、セン・イダーは左鼻孔から頭頂を通り体の左側を通って左足まで走るラインで、自律神経の副交感系に関係し、心を落ち着ける働きがあるとされます。一方、セン・ピンガラーは右鼻孔から頭頂を通り体の右側を通って右足まで走るラインで、活動性を司るエネルギーラインとして交感神経に対応しています。

タイ古式マッサージが腰痛に効くメカニズム
では、なぜタイ古式マッサージは腰痛改善に効果的なのでしょうか。
その秘密は、押圧法とストレッチングを組み合わせた独特の施術方法にあります。タイ古式マッサージにおける押圧法は、親指、手のひら、肘、膝、足などを使って行われます。セラピストが体重を利用して圧をかけることがありますが、これは力任せに押すのではなく、自分の体重を効果的に使うことで、持続的かつ安定した圧をかける技術です。

押圧のリズムも重要で、通常は3〜5秒間圧をかけた後、ゆっくりと圧を緩めます。これを繰り返すことで、セン(エネルギーライン)の流れを促進し、筋肉の緊張を和らげていきます。
特に腰痛に対しては、この押圧法が凝り固まった腰部の筋肉をほぐし、血液循環を促進する効果があります。長時間のデスクワークなどで凝り固まった筋肉がほぐれると、血流が改善され、老廃物の排出が促進されます。これにより、筋肉の張りやコリが改善されやすくなるのです。
また、タイ古式マッサージは下半身の施術により重きを置いているため、血液循環とリンパ液の流れに大きな役割を果たしている脚の機能回復や健康改善に大いに効果が期待できます。
ストレッチングによる柔軟性と姿勢の改善
タイ古式マッサージのもう一つの特徴は、ヨガのようなストレッチングを取り入れている点です。セラピストは受け手の体を様々な方向に伸ばします。これらのストレッチは「パッシブヨガ」とも呼ばれ、受け手は力を抜いた状態で、セラピストの誘導に身を任せます。

これにより、自分一人ではなかなか到達できない深いストレッチを体験することができるのです。

ストレッチングは筋肉や関節の柔軟性を高めるだけでなく、センに沿ったエネルギーの流れを促進する効果もあります。特に長時間同じ姿勢を続けることの多い現代人にとって、全身の緊張を解きほぐす効果は非常に大きいのです。タイ古式マッサージによるヨガ的な穏やかなストレッチを繰り返すことで、柔軟性が高まり、より広い範囲の動きが可能になります。同時に、関節液の循環を改善し、関節間の摩擦を減らす効果もあります。その結果、関節の可動性と可動域が高まり、姿勢の改善にも役立つのです。
腰痛の原因として先ほど触れた「反り腰」や「利き尻」による骨盤の歪みに対しても、タイ古式マッサージのストレッチングは効果的です。筋肉のバランスが整うことで、姿勢の改善につながり、腰への負担が軽減されます。施術は通常、足先から始まり、脚、腹部、胸、腕、首、頭へと進んでいきます。これは、エネルギーの流れに沿った順序であり、全身のバランスを整えるために重要とされています。
科学的エビデンスが示すマッサージの効果
タイ古式マッサージの効果は、伝統的な知恵だけでなく、科学的な研究によっても裏付けられています。
2008年に発表されたコクラン・レビュー(Cochrane Review)では、非特異的な腰痛に対するマッサージ療法の効果が評価されました。この研究では、13件のランダム化試験が選択され、マッサージが特に亜急性および慢性の非特異的腰痛の患者に有益であることが示されました。
慢性腰痛の患者に対するマッサージの有益な効果は治療終了後1年以上持続していたという報告もあり、長期的な効果も期待できることが示されています。
ストレス軽減と精神面への効果

タイ古式マッサージは身体だけでなく、精神面にも大きな効果をもたらします。2015年の研究では、タイ古式マッサージが唾液アミラーゼ活性(SAA)と呼ばれる唾液中にある特定のストレスレベルを大幅に減少させることが発見されました。
単純な休息を取るよりも、タイ古式マッサージを受ける方が、ストレス軽減により効果的であると結論づけられています。深いリラクゼーション状態により、ストレスホルモンのレベルが下がり、身体の緊張がほぐれることで、より深い睡眠が得られるのです。

2022年の米国国民健康インタビュー調査では、マッサージを受けた人の11.1%がストレス解消を目的としており、特に「ウェルネス志向」の人ほど利用率が高いことがわかりました。マッサージはコルチゾール(ストレスホルモン)を減らし、オキシトシンやセロトニンを増やす効果があります。
タイ古式マッサージを受ける際の注意点
以下のような状態の方は、タイ古式マッサージを受ける前に医師に相談するか、マッサージを避けた方が良いとされています。
- 急性の怪我や炎症、特に骨折、捻挫、打撲などの急性期にある方。
- 重度の骨粗しょう症で骨が脆くなっている場合
- 血栓症や静脈炎があり、血栓が移動するリスクがある方
- 妊娠初期(特に不安定な場合)で、妊娠中期以降でも専門のトレーニングを受けたセラピストに相談が必要な方
- 感染症や発熱時など体調不良時。重度の心臓疾患があり、循環器系に負担をかける可能性がある方
- 皮膚の感染症や炎症があり、症状が悪化する可能性がある方
初めて受ける方へのアドバイス
タイ古式マッサージを最大限に楽しむためには、事前準備も大切です。マッサージの1〜2時間前には重い食事を避け、できれば軽い食事にとどめましょう。マッサージ前後に十分な水分を摂ることも重要です。できればマッサージ前のアルコール摂取は避け、動きやすい緩い服装で行くことをおすすめします。体
調が優れない場合は、セラピストに伝えるか、別の日に変更することを検討しましょう。

初回は緊張して当然です。スタッフに「マッサージが初めて」と伝えてくださいね。持病や怪我の履歴、現在の体調などをセラピストに伝えることも遠慮なくどうぞ。
強さの好みや気になる部位は、遠慮なく伝えるのがコツです!施術後は水分を多めにとり、無理な運動は避けましょう。一度受けてみると「こんなに楽になるのか!」と驚かれる方がほとんどです。
これにより、セラピストはあなたの状態に合わせた最適な施術を提供できます。

改善への新しいアプローチとしてのタイマッサージ
タイ古式マッサージは、単なる身体的なケアを超えた、心身の調和を目指す総合的なアプローチです。
「セン」と呼ばれるエネルギーラインに沿った施術により、エネルギーの流れを促進し、心身のバランスを整えることができます。現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪化、ストレスの蓄積、運動不足などが健康上の問題となっています。タイ古式マッサージは、これらの現代的な問題に対する効果的な解決策の一つとなり得ます。特に慢性的な腰痛に悩む方にとって、筋肉の緊張緩和、血液循環の促進、関節の可動域拡大、姿勢の改善といった多面的な効果が期待できるのです。
科学的な研究によっても、マッサージ療法が腰痛改善に有効であることが示されており、特に運動や教育と併用することでより高い効果が得られることがわかっています。また、ストレス軽減や睡眠の質向上、精神的な落ち着きといった精神面での効果も見逃せません。タイ古式マッサージはただのリラクゼーションではなく、伝統医学としての側面も持っており、予防医学という観点からも価値があります。
腰痛に悩んでいる方、姿勢の悪さを改善したい方、ストレスや疲労感に悩んでいる方は、ぜひ一度タイ古式マッサージを体験してみてください。身体の芯からほぐれる感覚と、施術後の爽快感にきっと驚くはずです。「自分のケア」を始めるきっかけとして、今日から取り入れてみませんか。
Bangkok Thaimassage Shimbashi Toranomon(バンコクタイマッサージ新橋虎ノ門内幸町)では、タイ国でタイマッサージの訓練を受け資格を持った、長年の経験と技術と知識を持つセラピストが施術を行っています。本場の伝統的なタイ古式マッサージで、日々の溜まった疲れを解消し、腰痛改善への第一歩を踏み出してみませんか。詳細はこちらから: Bangkok Thaimassage Shimbashi Toranomon|バンコクタイマッサージ新橋虎ノ門内幸町


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